吹田市岸辺の歯医者で歯科治療(歯周病・矯正)、
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たまに、テレビとか歯医者さんで、バイオフィルムという単語を聞くかもしれません。
バイオフィルムってなんのことなんでしょうか?
口腔内には無数の浮遊細菌(虫歯菌、歯周病菌、etc)が存在します。
そのうち、歯の表面に付着能力を持つ菌は、歯の表面により強固に付着して棲息していくために体外に菌体外多糖という山登りのひっかける道具みたいなものを産生します。
そして、分裂を開始し、菌の集団を形成、さらに増殖と菌体外多糖の生産を繰り返し、バイオフィルムとして成熟します。
バイオフィルムは、菌のまわりのぬめぬめした、バリアーみたいなものです。
そのため、一般的なCPC(塩化セチルピリジニウム)などの殺菌剤ではあまり効果がないほど、抗菌剤に対しての防御能が高くなっています。
菌を殺しにくくなっているのですね。
では、どうやって、バイオフィルムを取り除けばいいでしょうか?
1.家庭でのブラッシング
やはり毎食後の歯磨きは欠かせません。
2. 歯科医院でのプラーク除去
定期的な歯医者さんでのお掃除で、家では取り除けないバイオフィルムを取り除きます。
毎日ご飯を食べると、短時間のうちに細菌の再付着が始まります。
そのため、毎日のブラッシングや歯科医院での定期清掃の繰り返しが重要なのです。
洗口剤も効果はあるのですが、機械的なおそうじ(歯磨きや歯科医院で歯石とり)をきっちりするうえで、併用すべきでしょう。
末永く歯で美味しいものを食べるために、効果的にバイオフィルムを取り除きたいものです。