小児歯科

• Q.何歳から連れていっていいの？

  

  基本何歳からでも大丈夫です。
  歯医者さんというものは、お子さんだけでなく、大人でも怖いところです。年齢・お子さまの状態に合わせて、必要であれば始めは、歯医者さんに慣れてもらい、歯医者さんは怖いところではないというイメージをもっていただくのも治療の一環です。

  松本歯科医院では、上手に治療（歯磨き指導やフッ素のみでも）ができたお子さまにがちゃがちゃをしてお帰りいただいたり、歯磨き指導には、男の子・女の子にそれぞれキャラクターの歯ブラシを用意しております。

  お子さまの治療時やお母さまの治療時には、待合室にアニメDVDも流したり、診療チェアーにはベビーカーと一緒にお入りいただくことも可能です。

• Q.どうせ生えかわるから、乳歯はむし歯でもいい？

  

  乳歯がむし歯で抜歯になったり、歯の隣接面がむし歯になると、歯並びに影響することがあります。
  あと大事なことは、乳歯の頃にむし歯が多いお子さまが、永久歯に生えかわった瞬間に、
  急に歯みがきの仕方・回数が変わることは少ないと思いますし、むしば菌の量を少なくすることも重要です。
  乳歯列のころからむし歯の治療やむし歯予防を図っていくことは大事なことです。

• Q.むし歯になってなくてもいっていいの？

  もちろんです。むしろ、むし歯なっていない状態を維持して、むし歯を予防していくことは大事なことです。
  むし歯ができたお子さんもむし歯がないお子さんも、むし歯の発生要素を考えて指導を行っていきます。
  むし歯の発生要因は、もともとの①歯（歯質）、②細菌（ミュータンス菌）、③「食べ物（砂糖）」の３要素に、④「時間」を加えて考えていきます。

  ①「歯（歯質）」

  家での歯磨き時のフッ素入り歯磨きや歯医者さんでの高濃度フッ素塗布で、歯質を強化しむし歯予防を行います。

  ②細菌（ミュータンス菌）

  プラーク染め出しを行って、歯磨きし難い部位を視覚的にわかりやすくして、歯磨き指導します。

  ③「食べ物（砂糖）」

  砂糖をとらないようにするのはなかなか難しいですが、おやつの量やキシリトールなど代用甘味料は、むし歯菌の酸産生に使われないだけでなく、むし歯菌を弱めたりする効果も報告されています。

  ④「時間」

  お口に砂糖が入ると、むし歯菌が酸を産生し、歯の表面が少し溶かされる脱灰が起こり、食事終了後、唾液の中のカルシウムで歯の表面が修復される再石灰がおこります。お食事の時間や歯磨きをするまでの時間・歯磨き回数を考えるという事は、脱灰と再石灰のバランスを考えるうえで、非常に重要です。
  フッ素塗布や歯磨き指導のみで来られるお子さまも大勢おられます、御希望の方には、定期的にフッ素はがきを送付しております。

• Q.むし歯以外も見てもらえるの？

  

  はい、お子さまのお口の悩みは御相談ください。

  歯肉炎：

  歯磨き時歯肉より出血する。歯肉が腫れている。大人とは違い、歯周病（歯槽骨へのダメージ）にはなることはありませんが、歯磨きの仕方や習慣をチェックして、適切な歯磨きで治療していきます。
  むし歯予防と同様、一日一回（特に夜ご飯後）には、仕上げ磨きをお願いしております。

  歯列不正：

  松本歯科医院には、矯正専門医もおりますので、矯正治療　Ⅰ期治療（混合歯列期）マウスピースのような器具を使った治療、Ⅱ期治療（永久歯列期）ワイヤーとブラケットを用いた治療が可能です。
  年齢的に、矯正治療にはまだ早い場合は、院長が定期的に歯並びをみていき、適切な年齢で矯正の相談も行います。

  小帯異常：

  上唇小帯や舌小帯の付着異常がある場合、切除処置も可能です。
  外傷・歯牙脱臼：お子さまが転倒により、くちびるを切ったり歯がかけた、ぐらぐらするようになった時は対応可能です。
  緊急度合いにより、顎骨骨折や損傷が激しい場合は、連携病院歯科口腔外科への転院も行います。
  また逆に、出血等ほぼない場合は、お待ちいただいたうえでの診察になることもあります。

• Q.子供が歯医者行くのを嫌がるんですが？

  

  正直、歯医者さんに喜んで行く方は少ないです。当院待合室には、お子さんが待たれる場合、アニメDVDが放映されたり、診療後「がちゃがちゃ」ができるので、それを楽しみに来られるお子さんが大勢おられます。