ホワイトニングは、歯は削らずに、神経がある歯（生活歯）を歯を白くする方法です。歯の表面を削って白いべニアを張り付けるラミネートべニアや歯全体を削ってセラミックをかぶせる方法とは違います。

過酸化水素または過酸化尿素を歯の表面に作用させ、発生したフリーラジカルがエナメル質中の着色有機質を分解することにより、明度が上がり白くなります。過酸化尿素は、１９６０年代に米国で歯周病原因菌を殺菌する目的で使用されていました。そこでたまたまマウスピースに入れて使用したところ、歯が白くなったことからホワイトニングに応用されてきたのです。

当院で行うホワイトニングは、上下のホワイトニングトレーをかたどりし、1週間後にお渡しします。お家で、毎日４時間程度、薬剤を塗布したホワイトニングトレーを装着していただきます。（ホームホワイトニング）
２週間の使用を目安とします。

副作用は、知覚過敏が生じることがありますが、頻度はそれほどではなく、また知覚過敏が生じても使用頻度を下げたり、知覚過敏しみ止めの併用で治まることがほとんどです。注意事項としては、ホワイトニング中は、色の濃い飲食物（赤ワインやカレーライスetc）は控えていただいております。

ホワイトニング終了後、しばらくするとホワイトニング効果の後戻りも考えられるため、例えば、半年後に１週間程ホワイトニングを追加することもできます。（トレーは保存しておいてください。受診していただき、トレーや歯の状態を歯科医師が確認後、薬剤のみの料金で行う場合もあります。：タッチアップホワイトニング）