岸辺の松本歯科医院|吹田市の歯医者(歯周病治療・歯科治療全般)

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2025.01.20ブリッジ

前回は、歯が喪失した場合に、どうやって歯をいれるか(補綴)の方法についてでした。 今回はその一つ、ブリッジについてです。 ブリッジは、喪失した歯の隣にある歯(一番奥歯が喪失した場合は、手前2本とか)を橋げた(支台歯)にして、3本以上かぶせせをつなげる方法です。

支台歯に使う歯が、既にかぶせになっていたらかぶせを外せばいいですが、かぶせにしていなかったり、削っていなかったら、大きく削る必要があり、また神経をとる(根管治療)が必要になる場合があります。

ブリッジの利点は、入れ歯のように取り外すことはなく、かぶせとしてつけたままになることです。
その分、嚙む力も天然歯と同程度になると思われます。

ブリッジの欠点は、さきほど述べたように、支台歯にしていく隣などの歯を削ったり神経をとったりする必要があることです。
また、支台歯の歯が2本だとすると、喪失した部位のかぶせと合わせると3本、つまり、2本の歯根で3本分のかぶせを支えることになるので、そういう意味でも、支台歯の歯に負担がかかるデメリットがあります。

あとは、ブリッジは3本以上が繋がっているため、フロスのお手入れができなくなるので、(ブリッジと接している歯との間はフロスは通ります。)
歯間ブラシや歯ブラシでお手入れを念入りにする必要があります。

ブリッジの色調については、保険治療では、銀歯になります。
小臼歯等単独でかぶせる場合が白いかぶせ(CAD)もありますが、CADを繋げてブリッジにすることはできません。

前歯や小臼歯、喪失部位は、銀歯の本体(フレーム)の表面を白くできたりします。
よく、前歯は保険で白くして、奥歯だけ自費で白くかぶせたいという質問・要望をお聞きしますが、 残念ながら、保険の銀歯と自費の材質を繋げることが、物性上またあ保険の制度上、出来ません。

ブリッジを選択する場合は、どの歯を支台歯にするか、どういう色調になるか、よく相談されてください。

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