岸辺の松本歯科医院|吹田市の歯医者(歯周病治療・歯科治療全般)

お口にまつわる豆知識TIPS ABOUT ORAL CRAVITY

2022.11.23フレイルってなに?

最近、フレイルという単語をたまに目にするかもしれません。

フレイルとは、加齢にともない、気力・体力など心身の活力が低下した状態をフレイルといいます。
健康と要介護状態の間のような状態で、放置すると、健康や生活機能を損なうおそれがあります。

衰弱の悪循環の例

外出の機会・身体活動量の低下→食欲・栄養状態・社旗活動の低下→筋力体力・判断力・認知機能の低下→

 

フレイルとは、単に身体的に弱った状態だけを指すのではなく、心の状態(うつ等)や認知機能の低下、閉じこもりなど社会性の低下などもさします。

しかし、適切な予防をすることで心と体の機能を取り戻せる時期でもあります。

フレイルチェック

 ①半年で体重が2-3kg減った
 ②疲れやすくなった
 ③筋力(握力)が低下した
 ④歩くのが遅くなった
 ⑤身体の活動量が減った

3項目以上あてはまるとフレイルの可能性があるみたいです。

次回はお口の機能の衰え オーラルフレイルです。

大阪府後期高齢者医療広域連合 元気高齢者のための健康長寿ガイドブックより

2022.11.01タフトブラシ

フロス、歯間ブラシに続いて、タフトブラシです。

先が細くなっているブラシです。これだけで歯全体を磨くのは無理っぽいですが、
逆に通常の歯ブラシでは磨きにくい、歯と歯の間、歯間部を磨きやすいです。

とくに、裏側って歯並びの曲線的に、まっすぐ磨きにくいので、
ピンポイントで磨けるタフトブラシがおすすめです。

使い方がわからなければ、歯科医院でお聞きください。

2022.10.02歯間ブラシ

前回のフロスに続いて、今回は、歯間ブラシです。
通常の歯ブラシも使用しますが、歯と歯との間、歯間部を清掃するのに使用します。

 

フロスは、歯と歯との接点がきつい歯の清掃や、歯間部のむし歯予防をしやすいと思います。
歯間ブラシは、歯と歯との接点がゆるい歯の清掃や、歯肉炎・歯周病の予防に適していると思います。
歯ぐきから出血する等の症状がある方はおすすめです。歯ぐきにおしつけるように使用しますが、
前歯に使用しすぎると、歯と歯との間の三角形のはぐきの歯肉退縮(歯ぐきが減ること、痩せる?)を生じ、
すきっ歯みたいに息が漏れたり、見た目(審美性)が損なれるのが注意です。

種類は、L字のものやストレートのもの、また、先端が金属にもしゃもしゃの毛がついてるものや、
ゴム状のものが、販売されているようです。

松本歯科医院では、奥歯の歯肉炎・歯周病予防に、L字のもしゃもしゃのタイプをよくお勧めします。
サイズや使い方に、迷われたらご相談ください。

2022.09.04デンタルフロス

歯磨きするときに、いろんな器具があると思います。

歯ブラシ、フロス、歯間ブラシ、電動歯ブラシ、、、

今回は、フロスについてです。


よくCMでも糸ようじとか、Y字になっているものとかありますが、基本はフロスと同じで、

歯と歯の接触面をきれいにする器具です。

染め出し(プラークが染まるピンク色のあれです。磨けてないから怒られるわけではありません。)をしてみると、

多くの方が、歯の表面はキレイに磨けています。ただ、歯の側面=隣接面はピンクになることが多いです。

歯の隣接面にプラークが残っていると、歯と歯の間からむし歯(隣接面う蝕)になったり、歯ぐきからの出血(歯肉炎・歯周病)を引き起こすことになります。

とくに、奥歯=臼歯ではその傾向が顕著です。奥歯ほど磨きにくいです。


フロスの種類

①ワックスタイプ 
 すべりが良いので、インレーとかしている歯でも清掃しやすいです。
②アンワックスタイプ
 ワックスがない分、ほつれやすいイメージが。私は①のワックスタイプがおすすめです。
③スーパーフロス 
 スポンジ状なのと、両端が固いので、ブリッジの真ん中も清掃しやすくなっています。

お好みで使われてもよいと思いますが、迷われたら歯医者さんで相談されてください。


磨きにくいとこに手が届く?フロスを上手に活用して、歯を長持ちさせたいですね。

2022.07.308020運動

たまに、耳にするかもしれませんが、厚生省(当時)と日本歯科医師会が、1989年から推進している

「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という運動です。

20本以上の歯があれば、食生活にほぼ満足できるといわれているようです。

80歳になっても、20本以上の歯でしっかり噛めることは、大変すばらしいので、目標にしてるんですね。

なにも、腹筋80回腕立て20回する運動ではないようです、、、


そのためにはも、定期的な歯科医院での口腔ケア、むし歯・歯周病の早期発見治療はとても重要ですね。

日本歯科医師会ホームページより

2022.07.02口腔内は細菌だらけ

ヒトには700種に及ぶ細菌などの微生物が住みついています。

中でも、口腔内には300種類以上の細菌が存在し、プラーク(歯垢・バイオフィルム)1ミリグラム中には1億個以上の細菌が存在するといわれています。口腔内常在菌の中には、酸を産生し、う蝕を誘発する細菌もいます。

細菌が食事に含まれているショ糖から合成する不溶性グルカンは、滑沢な歯の表面に付着し、唾液や抗菌物質の負けない細菌の集合体となって、どんどん増加します。排水口などについたヌメリのようなものです。これら細菌は食後1時間で1万倍にも増殖していきます。寝ている間は細菌の働きを抑えたり流したりする唾液の量が少なくなるので、夜ご飯の後の歯磨きは非常に重要です。

こういう細菌の話を聞くと、歯磨きをしないと気持ち悪くなってくると思います。もちろん、各食後の歯磨きも必要です。食べたらすぐ磨きましょう!


歯と口の健康アラカルト 大阪府歯科医師会より

2022.06.04銀歯(歯科用金属)のお話

今回は、銀歯、歯科用金属の話です。

銀歯といっても、銀だけで出来ているわけではありません。

正式には、金銀パラジウム合金と言って、銀が主な成分ですが、

パラジウム、銅、金やイリジウム、亜鉛、インジウム、ガリウム等が含まれます。

なんで、銀だけでないかというと、

銀だけだと安定しなかったり、製造時にガスが発生してきれいに作れなかったりします。

あとは、耐食性や機械的性質を向上させるために、いろいろ混ぜて合金にしています。

貴金属なので、最近よく、値段が高騰していることが、ニュースもなっていますね。

CADCAM冠(白いかぶせもの)が保険適応になっている歯もありますが、

やはり強度ではCADCAM冠より銀歯の方があります。

力がかかる歯やブリッジなど連結する場合は、銀歯を選択することになります。

症例によりうまく使い分けたいですね。

 

2022.05.05口が開かない!?

口が開かない、口が開きにくい、口を開けると顎の関節や筋肉が痛い、
などの開口障害は様々なことが原因で起こります。

親知らず周囲の歯肉の炎症(智歯周囲炎)により口が開かなくなることがありますが、
治療には歯科医院で正しく診断してもらう必要があります。

智歯周囲炎などの炎症が原因で口が開かない場合は、
抗生剤で炎症を抑えたり、原因の歯を抜歯すれば治まりますが、
顎関節症の場合には、咀嚼筋や靭帯の痛みによるもの、関節円板(顎関節にある軟骨)の偏位によるもの、顎関節の変形によるもの、
それぞれの原因に対応する必要があります。

口が開かないなどの症状が出た際には、早めに歯科医院受診をお勧めします。


歯と口の健康アラカルト 大阪府歯科医師会より

2022.03.30吹田市歯科健康診査の変更点について

①成人歯科健診

まず受診票が変わります。従来通り、健診する際、歯科医院で配布されます。

 今までは、お誕生日からでないと受けられませんでしたが、これからは、お誕生日月であれば受けられるようになります。

例:お誕生日が4月15日の方だと、今までは4月15日から翌月の5月いっぱいまでの期間でしたが、

 これからは、4月1日から翌月の5月いっぱいの期間で受けられるようになります。

 


②妊婦・産婦歯科健診

 受診の優先順位を示すと、妊婦歯科健診>産婦歯科健診>成人歯科健診というかんじになります。

 解説すると、まず妊娠中は、成人歯科健診が受けれません。妊婦歯科健診を受けられます。

 成人歯科健診を受けた後に、妊娠がわかった場合、同年度内に妊婦健診を受けられます。

 産後一年以内でも妊娠中であれば、妊婦歯科健診を受けれます。そして出産後、産婦歯科健診を受けられます。

 (その場合、先に出産したお子さんの産婦歯科健診受診券は使えません。)

 あとは、妊婦歯科健診を受け、出産後、同年度内でも産婦歯科健診も受けられます。


 吹田市の健診事業はかなり充実しています。詳しくは、吹田市のホームページでも確認してみてください。

2022.02.27咬合性外傷とは

咬合性外傷をご存じでしょうか。

咬み合わせの負担過重が原因で、歯の周りの組織に障害が及ぶ病気のことです。

歯のぐらつき、歯並びの変化、歯のすり減り、歯の破折、顎の筋肉の過緊張等が生じます。

歯周病にかかっていない健全な組織でも、歯ぎしりやくいしばりなど限界を超えた力がかかった場合に起こることがあります。

対策としては、噛み合わせの調整やマウスピースを装着することで、負担軽減を図ります。

また、歯周病で弱った歯に、負担がかかると、歯の動揺を引き起こすことがあります。

その場合は、動揺している歯の固定や噛み合わせの調整を行う場合があります。

歯周病の方やそうでない方でも、歯のぐらつき等、気になる場合は、歯科受診をお勧めいたします。

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