吹田市岸辺の歯医者で歯科治療(歯周病・矯正)、
インプラントなどのご相談をするなら松本歯科医院
砂糖(スクロース)がお口に入ってくると、ミュータンスがスクロースをエサにして、不溶性グルカンと酸を作り出します。
不溶性グルカンとは、ねばねばしたかんじのもので、それを用いて、ミュータンスが歯の表面に付着します。
さらに、不溶性グルカンがあることにより、酸が拡散するのを防ぎ、歯の表面を溶かしていくのです。
イメージ的には、ミュータンス君が登山家だと思ってください。
雪山(歯)の表面に、くさび(不溶性グルカン)を打ち込み、テント(不溶性グルカン)を張ります。
テントの中だと、風に吹き飛ばされにくいので、安心して、お湯(酸)を作り、雪山の表面を溶かしていくかんじでしょうか、、、
私は23年歯医者をしていますが、このようなむし歯の説明は見たことありません。
自分で書いときながら、なかなか分かりやすい?かもと自画自賛です。
お食事後、すぐに歯みがきをして、登山家(むし歯菌 ミュータンス)を追い払いたいですね。
ぱちぱち
今回は、むし歯の病因論、つまり原因の話です。
むし歯になるかならないかは、一つの原因でなく、
いくつかの原因が重なってできると考えられています。
①まずは、細菌 むし歯菌ミュータンスです。
吹田市の乳幼児歯科健診でも、う蝕活動性試験などが行われておりますが、
むし歯菌がどれくらい酸を作り出すかなどにより、むし歯になりやすさが変わってきます。
②歯
歯が弱いという表現は、適切でない気がしますが、例えば、毎晩だらだらとお酒を飲みながらお食事をされている方は、
歯の脱灰(エナメル質が溶ける)がすすみ、むし歯になりやすくなります。
注:私たちの歯は、毎食事、脱灰と再石灰(溶けたエナメル質が修復される)を繰り返しますが、脱灰のほうが進むということです。
フッ素は、歯質を強くします。
③食べ物
これは言わずと知れた、お食事の中に含まれる砂糖といったものですね。
砂糖をエサに、むし歯菌が酸を産生して、歯を溶かしたり、歯の表面にくっついたりします。
④さいごは、時間です。
先ほどちらっと出てきましたが、食事のたびに、脱灰と再石灰、つまり歯が少し溶けて、それが修復されることが、繰り返されますが、
このバランスがくずれて、脱灰ばかり進むとむし歯になってしまいます。
同じ食事でも、長い時間をかけてしまうと、脱灰の時間が長くなってしまうのです。注:早食いしろというわけではありません。
これら、①ー④の原因がくみあわさって、むし歯ができるといわれています。
逆にむし歯を予防するには、これらの原因を一つ一つ見直していくといいですね。
前回は、歯の構造の話でした。
今回はそこから歯のどこまでむし歯になったか、むし歯の深さで大まかに治療内容が決まる話です。
まずは、①の深さです。まだ歯冠の表面の深さですね。
治療としては、むし歯だけを削り、削ったところに、白く詰める方法です。CR充填と言います。
一回で終わる方法です。
むし歯の深さは浅いですが、広さがあったり、むし歯の場所によっては、かたどりをして部分銀歯をセットします。In修復と言います。
だいたい2-3回通院します。
むし歯が②の深さ、歯髄まで到達すると、痛みも出てくるので、麻酔をして、むし歯だけでなく歯髄も除去します。抜髄と言います。
抜髄後、かぶせもしていくことになるので、何回か通院が必要になります。
さいご、③まで深くすすむと、歯根もぼろぼろになると、治療ができなくなり、抜歯をすることになります。
抜歯した後、隣の歯とで、橋渡ししてかぶせるか(ブリッジ)、取り外しの入れ歯(義歯)、インプラントをするか、
相談していくことになります。お口の状態によっては、ブリッジやインプラントが出来ないこともあります。
通院回数は、それなりにかかります。
一般的に、むし歯も浅ければ(軽度)、治療も早く終わるということです。
定期的なむし歯健診で、早期発見をこころがけたいですね。
今回は歯の構造をみていきます。
まず、歯の頭の部分、歯冠の表面は、エナメル質です。
リン酸カルシウムが結晶を作りハイドロキシアパタイトという結晶構造になっています。
人体で最も硬い組織ですね。
歯の内部のところは、象牙質です。
エナメル質と同じく、ハイドロキシアパタイトも含んでいますが、エナメル質よりは硬度が低いです。
それでも骨よりは硬いです。つまり、象牙質が口腔内に露出していると虫歯になるスピード?・頻度が高くなるということですね。
根っこ、歯根部の表面はセメント質で覆われています。
象牙質の成分に似ていますが、歯の硬組織の中では一番柔らかい組織です。
なので、象牙質同様、セメント質が口腔内に露出すると虫歯になりやすくなります。(根面う蝕)
歯の内部、真ん中のところには、歯髄:歯の神経と血管があります。
歯には血流があるので、歯も外部刺激に対して第二象牙質を作って防衛したり、
神経があるので、知覚過敏やむし歯で痛くなったりします。痛いの嫌ですね。
なんかこう歯をじっくり見ると歯磨きを頑張ろうと思われたでしょうか?
私も歯みがき頑張ります!
次回は歯の疾患についてです。
私たちは毎日食事をします。
食事をすると、食事の砂糖をエサにして、むしば菌 ミュータンスが酸を作り出します。
もともとお口の中は、中性(化学の時に出ました。)ですが、その酸により歯の表面が酸性度に少し傾きます。
そうなると歯の表面のエナメル質が少し溶け出しちゃいます。このことを脱灰といいます。大変です。
ただ、お食事が終わり、唾液の緩衝作用や歯みがき・うがいにより、また歯の表面が中性に戻っていきます。
唾液の中には、カルシウムとかがあり、今度はさきほど少し溶けたエナメル質が修復されます。このことを再石灰化といいます。
お食事のたびに、だれでもこの脱灰・再石灰化が起こるので、両者のバランスが大事です。
つまり、同じものをだらだら長時間食べていたり、食後すぐに歯みがきをしない場合、脱灰の時間が長くなる、
むしばにすすんでいく可能性があるのです。
よくあるのが、家事とか勉強をする際に飴ちゃんをずっとなめているとか、
毎晩2時間くらい、お酒を飲みながらお食事をするとか、、、(ギクッ)
食べたらすぐ歯みがきしましょう!!
このコーナーでも何回か紹介した、
お口の機能低下:オーラルフレイルですが、
体操の仕方を挙げておきます。
詳しくは、大阪府歯科医師会のホームページにあります。
①かむ力
ぶくぶくうがい
あいうべ体操
②飲み込み
舌の体操
パタカラ体操
③唾液
唾液腺マッサージ
どれもなかなかな運動量ですね。
正しく取り入れて、オーラルフレイル予防に役立ててください。
加齢に伴い、気力体力など心身の活力が低下する状態・・・フレイル
健康と要介護状態の間のような状態で、放置すると健康や生活機能を損なうおそれがあると以前掲載しました。
今回は、お口の活力が低下する状態・・・オーラルフレイルを予防する体操が大阪府後期高齢者広域連合からの冊子に載っていたので、
紹介します。
パタカラ体操
①パの声は唇をしっかり閉じて発音します。唇の筋肉で食べこぼしを防ぐトレーニングです。
②タの声は舌を上あごにくっつけて発生します。舌の筋肉で食べ物をのどまで動かすトレーニングです。
③カの声はのどの奥を閉じて発生します。食べ物を飲み込む時にまちがって肺に入らないようにのどの奥を閉じるトレーニングです。
④ラの声は舌を丸めて舌の先を上あごの前歯の裏につけて発音します。
10回ずつ発音し、5回繰り返しやってみましょう。
大阪府歯科医師会 口腔保健指導ガイドブックより
御存知の方もいるかとは思いますが、10月より対象拡大されました。
いままでは、吹田市在住の30歳以上の方が誕生月および翌月に年一回受診可能でした。(75歳以上で後期高齢医療保険未加入者も受診可能です。)
今回の対象拡大により、15歳以上に年齢引き下げとなりました。15歳から18歳で学校で健診を受けれる方は対象外です。
それにより、学校での歯科健診、吹田市の歯科健診と後期高齢者医療歯科健診を合わせ、
隙間なく(シームレス)な歯科健診が、年一回無料で受けれるというすばらしいこととなりました。
おそらく、全国で初のことです。吹田市すごいですね。
皆さんも、歯科健診を受けましょう!
むし歯の予防としてよく知られているものにフッ素があります。
とくに生えたての歯のエナメル質は成熟しておらず、フッ素の効果が高いとされています。
また、フッ素はむし歯予防だけでなく、ごく初期のむし歯に対してもむし歯を抑制するという効果があります。
これは歯の再石灰化を促す効果があるためです。しかし、穴が開いたようなむし歯には効果がありません。
むし歯予防は穴があく前の段階での話なのです。
日本の子どものむし歯は減少傾向にありますが、高齢者や成人の根面う蝕(歯の根っこが露出している部分はむしばになりやすいのです。)は増加しております。
ですので、子どもだけでなく、成人・高齢者の方もフッ素によるむし歯予防は、必要になってきているでしょう。
最近、日本小児歯科学会をはじめとする4学会が合同で、フッ素入り歯磨きのフッ素濃度の変更、つまりフッ素濃度を濃くすることを発表しました。
フッ素入り歯磨きや歯科医院でのフッ素塗布を上手に活用して、むし歯予防を図っていきたいですね。
歯と口の健康アラカルト 大阪府歯科医師会
日本小児歯科学会 ホームページより
定期検診ですることは、歯磨きがしっかりできているか、新たなむし歯ができていないか、
歯周病が進行していないか、などいろいろあります。
中でも成人の8割がかかっているといわれる歯周病の定期検診の重要性についてです。
歯周病とは、プラーク(歯垢)の中の歯周病原因菌が歯肉に炎症を起こし、徐々に歯の周りの組織を破壊していく細菌感染症です。
痛みなどの自覚症状がないこともあるので、サイレントディジーズ(静かに進行する病気)と呼ばれ、
症状が進行すると歯を支える骨を溶かし、やがて歯が抜けてしまいます。
また歯周病は単に口の中の病気ではなく、全身の病気と関係していることが注目されています。
歯石除去、歯磨きチェックのケアを定期的に受けることがおすすめです。
大阪府歯科医師会 歯と口の健康アラカルトより