2025.07.08骨粗鬆症のくすり
今回は、骨粗鬆症のくすりについてです。
歯科通院中の患者さんで、既に服用されている方もおられるかもしれません。
私たちの骨は、古い骨が溶かされて(骨吸収)、新しい骨が作られています(骨形成)。
このバランスが崩れ、骨吸収がすすむと骨が減っていき、骨粗鬆症になるのです。
骨粗鬆症のくすりには、作用機序で分類すると、
①骨吸収を抑えるくすり
カルシトニン製剤、ビスホスホネート(BP)製剤、 抗RANKL抗体(デノスマブ)、
SERM(塩酸ラロキシフェン、バゼドキシフェン酢酸塩)
②骨形成を促すくすり
副甲状腺ホルモン (テリパラチド)
③骨に必要なビタミンおよびカルシウム
カルシウム製剤、活性型ビタミンD3製剤、 ビタミンK2製剤
などが、あります。
次回は、骨粗鬆症のくすりと歯科治療との関わりについてです。